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 「ひと手間」がもたらす豊かな時間 やちむん×彩ごはんの食卓

[1]チキナーチャンプルー

全員集合

沖縄でつくられる陶器「やちむん」は、食卓を華やかにする手仕事の器として長らく愛されてきましたが、とりわけ今、全国的にもファンが急増中です。ぽってりとしたフォルムや大胆で鮮やかな絵付け、そして何よりも器全体に漂う南国ならではの<のびやかさ>が、多くの使い手を魅了しているのでしょう。

素敵なやちむんは、忙しい日々に時短で作った料理を盛るだけでも食卓を明るくしてくれるのは確か。だけど、やっぱり時にはしっかりと手間ひまかけて、味はもちろん見た目にも美味しい料理をいただいて、自分らしさを取り戻す時間にしたい。

そんな私たちが今回お知恵を借りるのが、那覇市首里「彩ごはん うない」の店主・運天姿子(うんてん しなこ)さんです。

運天姿子さん

運天さんは沖縄県今帰仁村の出身で、東京・下北沢で16年間「うない」を営んできましたが、2016年4月に那覇市首里に場所を移し、多くのファンに待ち望まれた「うない」の再開を果たしました。

「『うない』と出会えたから沖縄の魅力にハマり、ついには移住した」人がいたり、今も東京から飛行機に乗って食べに来る常連さんがいるほど、熱烈に愛されている運天さんの「うない」。手のかかる下ごしらえから丁寧に調理され、やちむんなど沖縄の器に華やかに盛り付けられる琉球料理は、まさに彩ごはんです。

今回教えていただいた料理は「からし菜炒め」。沖縄では「チキナーチャンプルー」の名前で親しまれている、塩漬けしたからし菜のピリッとした風味が特徴の家庭料理です。難しい手順はほとんどないのですが、しっかり手間をかけるところはかけながらチャレンジしてみてください。

チキナーチャンプル

[チキナーチャンプルーの作り方](2人前)

チキナーチャンプルー素材

[材料]
・からし菜 1束
・島豆腐(なければ木綿豆腐)1/2丁
・ツナ缶(小) 1/2缶
・油、塩、コショウ 適宜

1.からし菜はきれいに洗ってしっかり水気を切って全体に軽く塩を振り、皿などを重石にして置く(30分、3時間、1晩など、お好みに応じて)。

チキナー塩漬け チキナー塩漬け2

ひと手間ポイント!

からし菜の水気を抜くために欠かせないこの「塩ふり」と「重石」。30分ほどでもよいけれど、運天さんは一晩つけるのが好きだそうです。チャンスのある際にはぜひお試しくださいね。



2.からし菜がしんなりしたら、しっかりしぼって茎から細かく刻む。葉は縦に2~3切り込んでから刻むのがよい。

チキナー塩漬け絞る チキナー塩漬け切る

3.熱したフライパンに油をひいて豆腐を先に炒め、しっかり焼きつける。豆腐は手で割ることと、炒めている間に細かくなるので、ざっくり大きめに割り入れるのがポイント。また、からし菜は油と相性がいいので、できれば上等な油をしっかりと使いたい(ちなみにこの日は胡麻油を使いましたが、サラダ油でもOK)。

島豆腐ちぎる 島豆腐炒める

4.刻んだからし菜とツナ缶を加えて、まぜながら炒める。味を確めながら塩・胡椒などで味をととのえる。お好みで醤油やみりんを加えてもよし。生でも食べられる食材なので、火加減はまったくお好みで大丈夫。

チキナー投入 チキナー島豆腐炒める

5.お気に入りのやちむんに盛りつけて出来上がり!一般的なやちむんの皿には適度な深みがあるので、楽に盛り付けできます。1人前なら5寸サイズ、2人前なら7寸がぴったり。

ノモ7寸皿ゴス

七寸皿(呉須)/ノモ陶器製作所

ノモ7寸皿コバルト

七寸皿(コバルト)/ノモ陶器製作所

次回は「冬瓜のそぼろ煮」の作り方を教えてもらいます。どうぞお楽しみにお待ちください。

撮影協力/首里 彩ごはん うない
住所/沖縄県那覇市首里汀良町1-32-1-1F
TEL/098-988-9595
http://u-n-a-i.blogspot.jp


[今回使用した器]

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